【健康特集】婦人科検査のあれこれ

　運動機能、臓器の老化、病気は、時間とともに静かに訪れ、何かしらの信号を放ちます。普段から予防すれば、多くの病気を避けることができます。今後、不定期に「健康」について紹介していきますので、ぜひご参考にしてください！

健康知識①

婦人科検査スケジュール

少し体調が悪いからといって、慌てて婦人科へ行くと無駄足になってしまうことがあります。検査項目や、生理時期によって調整が必要です。

一つの月経周期に、卵胞期と黄体期が含まれ、教科書上の「標準」の月経周期は28日で、経血が5～6日続くとなっていますが、実際はそこまでいきません。

それぞれの婦人科検査の最良時期

2~4日目

ホルモン検査は月経期間に採血し、卵巣の機能を確認することができます。

10～14日目

即ち、月経が終わってから3～7日目で、いろいろな検査を実施するのに適しています。年に1回受ける健康診断や子宮頸がん検査もそうです。

10～15日目

排卵検査や授精の最適な時期です。排卵後の基礎体温(朝起きて動く前の安静時に舌の下で検温します)は高くなります。そうでなければ排卵していないかもしれません。

22～28日目

次の月経の1週間前になります。採血して黄体機能の検査を実施するのに適しています。不妊の場合や月経期間が長すぎる或いは短すぎる方は、この検査を受けています。

4つの異常

婦人科検査をおすすめします

婦人科検査は子宮検査や外陰部検査、子宮頸部検査、膣検査などの項目です。以下の症状が見られる場合は、婦人科での受診をおすすめします。

月経異常

正常な月経周期は21～35日で、月経期間は2〜8日、経血量は5~80ml(5mlで昼用生理ナプキン1枚が目安)です。

周期が21日未満だと、黄体機能の低下が疑われます。35日を超えると、卵巣機能の衰退、甲状腺機能低下症が疑われます。経血量が80mlを超えると、子宮内膜の異常が疑われます。

不正出血

性交渉後の出血は、子宮頸がんが疑われます。閉経後の出血は、子宮頸がんや子宮内膜検査を受けましょう。出血量が増えたり、血塊が大きい場合、子宮筋腫が疑われます。

異常な分泌物

水っぽいおりもの、おりものの増量、ニオイや色に変化が見られる場合、子宮頸部の異常や炎症が疑われます。

下腹部の痛み

骨盤内炎症、黄体破裂、子宮内膜症、泌尿結石、骨盤内腫瘍などが疑われます。

婦人科検査4つのポイント

服装

ゆったりとした服装で。特にジャンプスーツは避けましょう。

性交渉

膣分泌物異常、デリケートゾーンのかゆみで受診、または、子宮頸がん検診や経膣エコー検査を受ける場合は、診察48時間前の性交渉や膣洗浄を避けましょう。

排尿

性交渉未経験の女性は、通常腹式エコー検査が推奨され、検査前に排尿を我慢しなければなりません。性交渉経験者は経膣エコー検査が推奨され、検査前に排尿します。

空腹

ホルモン検査は朝9時頃空腹時の採血がおすすめです。ホルモン補充療法を受けている方は、検査1ヵ月前から医師の指示に従ってホルモン剤を中止することをおすすめします。

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文/編集 by 蘭庭編集部

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